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森さんのスポーツ栄養学


■ 第9回 選手の悩み  「背を大きくしたい」 ■ 2005/9/6掲載

こんにちは。乳製品
スポーツの夏シーズンも一段落したところではないでしょうか?
この夏、適切な水分摂取は出来たでしょうか?

選手の悩みの多くに「背を大きくしたい」があるのが現実です。
背に関しては、「小さい選手も適性を活かせる」などあるでしょうが、
ここでは「背を大きくしたい」ということに焦点をあてて考えてみます。

身長については、遺伝的要素と後天的要素がありますが、残念ながら遺伝的要素が
強くあり、一般的には小学生の高学年〜中学生期に身長発育速度のピークを迎えます。その時に身長が思うように伸びなかった選手が「この悩み」を持つわけですね。

後天的要素とは成長環境のことで、
栄養・生活様式・運動・睡眠(成長ホルモンの作用)
をいいます。

「生活様式」とは、正座のように膝に無理のあることは習慣とせず、正しい姿勢(背をそり上げるのではない)をとることです。正座の習慣がなくなってきた日本において、相対的に身長が伸びてきた事は無関係ではないと思われます。

「運動」は、骨を強くします(骨の長さへの影響は明らかではない)。

「栄養」とは、骨を作るカルシウム・たんぱく質・ビタミンD・(適当なリン)ってことですね。もっと言えばビタミンAもCも必要です。

先に書いたように「運動」も必要なわけですから、トレーニングのための糖質も脂質もビタミンB群も必要です。つまりトータルバランスです。
つまり、後天的要素を期待して上記のように成長環境を整えることが「背を大きくする」ためには必要です。


実際に選手の食環境はどうでしょう?

選手を見たり聞いたりしてみると、「カルシウム」=「牛乳・魚」という知識があるようですが、
「カルシウム」=乳製品・小魚(骨を含む魚)とした方が正確です。また、それらを毎日摂っているかというとそうでもなく、せいぜい週に3〜4回位のようです。学校給食で牛乳を摂っていた時は良かったかもしれませんが、給食がなくなれば自分で食事を考えなければならなくなります。

学校の食堂で定食を食べたり、コンビニで弁当を買うといった場合はどうでしょうか?

学校の食堂では、400円台のものが多いようです。そうなれば内容にもそれほど期待できないでしょう。「ご飯、具のほとんどない汁、メインの肉か魚があって、ちょっとだけ添え物の野菜がついている」という感じです。コンビニ食の弁当についても同じようなことがいえると思います。

学校の食堂やコンビニを利用する場合でも、牛乳・野菜サラダ・惣菜(野菜など中心の切干大根・ひじき煮など)のもう一品を加えることが大切になってきます。

スポーツ選手としての食意識として、「乳製品・肉魚卵・野菜(果物)」を毎日摂ることが大事です。

選手に「乳製品って何でしょう?」って聞くと「チーズ」「ヨーグルト」「豆腐」などがあがります。??「豆腐は乳製品ではないっ!!」ですが、まあいいんです。豆腐にはカルシウムもたんぱく質も含まれているので、スポーツ選手にとっては「豆腐」も意識したい食材の一つです。

 


 

 

 

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